<2023年のYYNEWSを改訂しました。2025/08/26現在>
JR北海道は札幌と旭川を特急1時間25分で繋いでいます。快適な電車で、たいへんありがたく使っております。お安く利用する方法を探ってみました。以前はSきっぷやSきっぷ4などで安く利用していましたが、運賃値上げと共にS切符4は廃止、Sきっぷも値上りしました。通常は乗車券3,0800円+自由席特急券1,830円で4,910円、往復すると9,820円かかります。高速道路利用と比べてみて下さい。
◆S切符
第一の方法は往復限定ですがS切符(往復6,040円)です。通常運賃に比べて3,740円節約できます。駐車場(パーク&トレイン)1日700円で利用できます。自由席なので混雑するときがあります。
残念なのは往復で6日間限定な事です。
Sきっぷは当日券売機で購入できます。
JR北海道はみどりの窓口を大きく縮小し、券売機やネットでの販売を推奨しています。ネットに慣れると駅員とのぶっきらぼうな応対や券売機前での考え中がなくなりますのでゆっくり決められます。おまけに価格のシミュレーションもできます。
問題なのはネットが分かりづらく意味のない迷いが生じます。元々JR東日本の新幹線用のサイトなので、新幹線が前面に出てきます。ま、新幹線の切符もとれるのは結構ですが。
◆トクだ値

旭川駅の切符自販機横に大きなポスターが貼ってありました。指定席では片道指定席特急券2,360円+乗車券3,080円合せて5,440円のところ、トクだ値を選ぶと乗車券付きで2,980円で済みます。往復すると5,760円S切符より指定席なのに80円安くなります。(写真は値上げ前)
ただし、前日までに
えきねっとで予約しないといけません。カムイとライラックのみの販売です。この「えきねっと」は実は難物です。JR東日本が東日本と北海道の分を運営しているので、分かりづらいところがあります。じっくりと進めて予約してください。予約しておけば駅に「えきねっと」と書かれた切符販売機がありますので、予約したときに使ったクレジットカードを入れると、予約が表示されますので、確認すると切符が発行されます。
片道で販売されてますので、長い期間留守にするときは便利です。帰りは帰りで予約すればいいのです。
実際乗ってみると、指定席は足元が広く大きなトランクを入れても楽に座れますし、もっと大きなトランクを置くスペースも入り口に用意されています。某私鉄のように番号鍵がついているわけではありませんが、座席まで持ち込まないで済みます。PC用のコンセントもあります。
難点は指定席ですので、指定した列車に乗らないとなりません。乗り遅れたり、変更したりすると、特急料金が新たにかかるとのことです。旅行はゆとりをもって計画しなくては。
以上をまとめてみました。参考にしてください。片道分で表示しています。
| 自由席 | 指定席 | 自由席 |
| | 当日購入可 | えきねっと・前日まで予約 | 往復 |
| 割引無し | 割引無し | チケットレス | トクだ値 | Sきっぷ |
乗車券 | 3080 | 3080 | 3080 | - | - |
特急券自由 | 1830 | | | | 6040 |
特急券指定 | | 2360 | 1530 | 2980 | |
計 | 4910 | 5440 | 4610 | 2980 | 3020 |
| 発券 | 発券 | 発券無し | 発券 | 発券 |
| | 発券前変更可 | 変更可 | 発券前変更可 | |
| 列車によって 価格変わる | |
Rきっぷ(往復指定席)は旭川札幌間では販売されていません。網走や稚内には販売されています。また、稚内や網走から来て札幌へ行く特急は全席指定です。
◆都市間バスなら
都市間バスは片道2時間5分かかりますが、片道2,500円、往復割引ありますので4,700円で済みます。ただ、民間駐車場を使う必要があります。(新千歳空港直行の時は、電気軌道の共栄バスセンター駐車場
パーク&バスライドは無料ですので、共栄バスセンター発の都市間バスたいせつライナーを利用することもできます。)
ご確認のうえご利用ください。
(嶋福朗記者)